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私の友人二人がフラウト・トラヴェルソ(要はフルート)2本のユニットを結成し、この度日本で演奏会をすることになりました。私は東京と豊橋の演奏会後半のヴァルキエのトリオで賛助出演します。
どれも聴いたことのない作曲家と作品ですが、おそらく日本はもとよりヨーロッパでもほとんど演奏されない作品。ここに来れば新しい音楽との出会いがあります。伊藤泰子さんは僕が大学で教えていた時代に学生でしたが、ハーグ音楽院をパブロ君と一緒に卒業しました。パブロ君は初来日ということで、今回必聴ですよ〜。お二人とも年下の先輩です。 さて、今回の使用楽器について。使用するフルートは18世紀末のモデルで、黄楊材と黒檀材の二種類で演奏します。キーが8つ。一般的な金属のフルートはキーが12個前後ありますから、それだけでも興味深いサウンドが聴けます。また、その一般的なフルートは内径が円筒ですが、今回の使用楽器は円柱形で頭部管から足部管にかけて直径が狭くなっています。 ちなみに一般的なフルートが一般的になるまで、フルートのキーは時代が新しくなるにつれ単純に増えたわけではないようです。19世紀初頭の楽器は5キーのも存在、また10キー、13キーのものあり当時から演奏家のフィーリングで楽器を選んでいたようです。 楽器を見に来るだけでも価値がありますぞ! 僕が使うのは、フツーのチェロです。もちろんガット弦でございます。 ロマン派の音楽はやっぱりいいですなぁ。 必聴必見!演奏会場でお会いいたしましょう。 La Conochiave ”ラ・コーノキアーヴェ” 日本公演 【19世紀、ロマンティックフルートの世界】 オランダ国内外で活躍しているフルート奏者、パブロ・ソ La Conochiave公式ウェブサイト https:// 鎌倉公演 2018年2月17日(土)13:00・16:00開演 カフェサンスーシ(鎌倉市雪の下3−10−23) 一般前売2,600円(要予約) お問い合わせ0467−23−7223(岡本) 豊橋公演 2018年2月18日(日)12:30開場13:00開 キュイジーヌ・ボレロ吾妻家(豊橋市松葉町3−77) http://bolero-browns.com/ 一般前売3,000円(一般当日3,500円 学生2,000円) お問い合わせchii-chan@c.vodafone 東京公演 2018年2月20日(火)18:30開場19:00開 近江楽堂(東京都新宿区西新宿3−20−2)東京オペラ http:// 一般前売3,500円(一般当日4,000円 学生2,000円) お問い合わせoffice_assist@ac.auo プログラム ラファエレ・ガリ(1824-1889) 12の優美な音楽集より 5番 アッティラ王(1840) Raffaele Galli(1824-1889) 12 Galanterie Musicali op.135 5, Attila(1840) ヨゼフ・クッフナー(1776-1856) レクリエーション・エチュード(1848) 11番 ヴェルディ、ラ・トラビアータによる主題 Joseph Küffner(1776-1856) Les délassemens de l'étude(1848) La Traviata de Verdi No.11 ヨハネス・フレデリック・フロリッヒ(1806-186 フルートデュエット(1847) Johannes Frederick Frøhlich(1806-1860) Flute Duet in C minor(1847) エマヌエレ・クラカンプ(1813-1883) “運命の力”の主題による二つのポプリより 一番 Emmanuele Krakamp(1813-1883) 2 Pot-Pourris on 'La forza del Destino' 1st pot-pourris ウジューヌ・ヴァルキエ(1793-1866) グランド・トリオ ニ長調 op.35 Eugène Walckiers(1793-1866) Grand trio for Flute, Violin and Cello in D major op.35 フルート パブロ・ソーサ、伊藤泰子 (賛助出演) チェロ 武澤秀平 |
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